Kinect for Windows v2.0 オープンベータ版で遊んでみました

2014-07-16

先日7月15日にKinect for Windows v2.0のオープンベータの販売が開始されました。お値段は21,578円(税込み)です。他の国ではすでに予約が始まっていて、日本だけComing Soonとなっていたので、ようやくという感じなのでしょうか。

今回マイクロソフトストアで7月15日1時頃に注文して、18時頃に発送メールが来ていました。かなり早いですね。

外見

Kinectの箱はこんな感じです。

外箱

外箱

なぜか電源ケーブルが2個付属している

なぜか電源ケーブルが2個付属している

本体は以下の様な感じです

Kinect v2本体

Kinect v2本体

環境構築

まず最新版のSDK(Kinect for Windows SDK 2.0 Public Preview)をインストールします。こちらのサイトにアクセスすると最新版SDKへのリンクが有りますので、そこからダウンロードをしてインストールしましょう。インストール作業自体は、チェックを入れてインストールボタンを押すだけと、かなり簡単です。

本体の各種ケーブルの繋ぎ方はコネクタが特徴的なのですぐに分かるかと思います。電源ケーブルは2本有りますが、1本しか使わないので注意です。(一応PSEマークが付いている方を使いました) 本体側のケーブルの接続が終わったら、いよいよKinectをPCに接続しましょう。あとは先ほどインストールした各種ドライバが自動的に適用されます。

PCに正常に認識されていると、デバイスマネージャからは以下のような項目が表示されると思います。

Kinect正常認識時のデバイスマネージャ

Kinect正常認識時のデバイスマネージャ

遊んでみる

まず手軽にKinectで遊んでみましょう。SDK Browser v2.0をクリックして、Kinect for Windows Developer Toolkit v2.0を起動しましょう。

Toolkitの画面

Toolkitの画面

後は気になる項目の**[Run]**ボタンをクリックして、デモで遊んでみましょう。

Audio Basicsの実行画面例

Audio Basicsの実行画面例

いくつか遊んでみた結果をあげておきます。

Body Basics

ボーンを取得して表示します。

Kinect v1では最大2人までしか同時に取得できなかったそうですが、v2からは6人同時に取得できるようになっているようです。(まだ検出率やその精度は試せていません)

友人と2人で遊んでみましたが、なかなか良い感じに認識してくれました。

またもう一つ大きな特徴として、標準でグー・チョキ・パーが判別できるようになっています。(サンプルではグーが赤,チョキが青,パーが緑となっています)これは取得できる関節部位が増加(首や指先、親指等)したからでしょうか。

友人と並んでじゃんけんをしてみた画像を以下に掲載します。

ボーン検出とじゃんけん

ボーン検出とじゃんけん

Coordinate Mapping Basics

背景を除いて人だけを残し、写真等に合成します。

このデモの素晴らしいところは、単純なクロマキー合成ではなく複雑な背景でも正常に人を認識して合成してくれる点です。

友人がデモに協力してくれたので、その画面を以下に掲載します。

Coordinate Mapping Basicsサンプル

Coordinate Mapping Basicsサンプル

Depth Basics

これは深さを図るデモです。v1と比べて精度も向上しているようです。以下サンプル画面の左側にあるのは壁です。

Depthデモ

Depthデモ

Infrared Basics

これはKinectが認識している赤外線情報を見ることができるデモです。照明を暗くしても、遠くの場合でも結構な情報を認識してくれています。v2になって認識範囲も増えたようです。

Infrared Basicsサンプル

Infrared Basicsサンプル

Kinect Studio v2.0

Kinect StudioはKinect SDKが認識した各種情報を記録して再生することができるものです。現在取得している情報もリアルタイムで表示させることも出来ます。特に3DViewは取得したデータを元に、いろんな角度から眺めることができるので面白いです。

Kinect Studioサンプル

Kinect Studioサンプル

その他

Kinect for Windows v2.0にはその他にも様々な新機能が搭載されているようです。その他新機能に関しては以下を参考にすると良いです。どちらの連載もSDKのサンプル等まで掲載されていて、非常にわかりやすいです。

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